錦糸町徒歩3分のホワイトデンタルクリニック錦糸町院です。
今回は「インビザラインができない症例」についてお話しします。
歯科矯正には、ワイヤーなどで歯を固定して行う矯正だけでなく、歯にマウスピースをはめて行うインビザラインを使った歯科矯正もあります。

インビザラインのメリット

インビザラインとは、アメリカの「アライン・テクノロジー社」によって開発されたマウスピース形式の歯科矯正器具のことです。「クリンチェック」という3次元の画像技術と光造形技術を使い、人それぞれ異なる歯の形に合わせてオーダーする歯列矯正システムです。
このインビザラインでの歯科矯正には、たくさんのメリットがあります。

矯正していることが目立たない

インビザラインは、プラスチック製で、透明なマウスピースです。
透明なので、装着していても普段の生活の中で他の人に気づかれることはほとんどありません。そのため、人目を気にすることなく、矯正治療ができます。

取り外しが可能

インビザラインで使う器具(アライナー)は、取り外しが可能です。そのため、アライナーのお手入れや歯磨きなど毎日のホームケアも、無理なく続けられます。
お食事の際には外すこともできます。食べ物が挟まったりしないかなどと気にすることなく、今まで通りのお食事を楽しむことができます。

矯正の痛みが少ない

従来のワイヤー式矯正ほど、痛みが強くありません。ワイヤーが当たったり、ワイヤーが部分的に外れてしまったりなどの痛みを伴うトラブルもほとんどないので、お子様や痛みに弱い方など、どなたでも安心して歯科矯正ができます。

金属アレルギーでも装着が可能

インビザラインはプラスチック製のマウスピースです。そのため、金属アレルギーの方でも安心して矯正治療を受けることができます。

インビザラインでの矯正が難しい症例

メリットの多いインビザラインですが、誰でもインビザラインでの歯科矯正ができるわけではありません。次は、インビザラインでの歯科矯正が難しい症例をご紹介します。

重度の出っ歯の方(上顎前突)

「上顎前突」とは、上の前歯が前方に出ている歯並びのことを言います。
俗に「出っ歯」と呼ばれる状態です。
インビザラインは、出っ歯の矯正に対応できますが、抜歯が必要なほどの重度の出っ歯には、インビザラインでの対応が難しくなる場合があります。また、骨格に問題があり出っ歯になっている場合にも、インビザラインでの矯正は難しくなります。

重度の受け口(反対咬合)

「反対咬合」とは、出っ歯とは逆で、下の歯が上の歯よりも出ている状態のことを言います。俗に「受け口」といった表現をされます。
受け口の症状がひどいと、まずは顎の骨のズレを解消しなければなりません。外科手術などで顎の骨の位置を治してからの矯正、もしくは矯正と並行して行う場合もあります。

重度の叢生(乱ぐい歯)

叢生(そうせい)とは、デコボコに生えてしまっている歯並びのことを言います。
乱杭歯(らんぐいば)や犬歯が歯列からはみ出ている八重歯も、叢生のひとつとなります。
歯が一列に並ばずに生えている状態なので、抜歯といった処置が必要になる場合があります。抜歯をすると、矯正による移動の距離が大きくなります。また、インビザラインは、平行移動が必要な矯正には効果的ではありません。抜歯をすると、歯の平行移動が大幅に必要になってくるため、インビザラインには向かない場合が多いです。

重度の歯周病

細菌の感染により炎症が引き起こされ、歯周辺の歯ぐきや、歯を支える骨などを溶かしてしまう疾患です。痛みがほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが多く、歯肉からの出血などで気づくことが多いようです。
歯が抜け落ちてしまうほど重症になることもあり、そのような状態にまでなってしまうと、すぐにインビザラインで矯正治療を開始するのは難しいでしょう。
歯周病を治療し、完治した後はインビザラインが可能になります。

インプラントがたくさん入っている

インプラントとは歯に土台となる器具を埋め込んで、そこに人工の歯を被せる治療方法です。土台をすでに埋め込んでいる状態のため、インプラントがたくさんある場合には、矯正治療で動かすということは基本的には難しいです。
インプラントの歯は動かせませんが、動かせないという点を利用し、インビザラインをする方法もあります。インプラントした歯を支えとして頑丈な固定点として利用します。頑丈な固定点があることで、他の歯を大きく動かして治療期間を短縮することが可能な場合もあります。

埋没歯がある

埋没歯とは、何らかの原因で歯が埋伏してしまっている状態のことを言います。
埋没歯の部位によりますが、埋没歯部分にマウスピースを被せることができないので、インビザラインでの治療が難しい場合が多いです。

インビザラインの難しさとは

インビザラインでの歯科矯正が可能かどうか、まずは歯科医院で相談してみましょう。インビザラインでの矯正方法は日々進化しており、適応範囲はどんどん広がりをみせています。
歯科矯正治療はインビザラインだけではありませんが、色々な治療を知り、満足できる歯並びを手に入れましょう。

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