錦糸町徒歩3分のホワイトデンタルクリニック錦糸町院です。
今回は「ホワイトニングがおすすめできないケース」についてお話しします。
女性は妊娠すると、お腹にいる胎児の健康を考えた生活をしていかなければなりません。

例えば、風邪を引いた時でも風邪薬が飲めなくなり、これは薬が胎児に与える影響を考慮してのことです。
では、薬剤を使ったホワイトニングはどうでしょうか。
飲むわけではないとはいえ薬剤は薬剤、妊娠中のホワイトニングは可能なのでしょうか。

妊娠中にホワイトニングするのはおすすめできない

妊娠中の女性にホワイトニングはおすすめできず、理由はやはり薬剤の胎児への影響です。
もっとも、ホワイトニングの薬剤が胎児に与える影響はその有無が正確に判明しておらず、
“影響があるかもしれないが、ないかもしれない”というのが見解になります。

そのため、実際にはホワイトニングしても全く問題ないかもしれないのですが、
100%安全という保証ができない以上、やはりホワイトニングは避けるのが確実といわれているのです。
元々ホワイトニングは病気の治療ではないため、敢えて妊娠中に行う必要もないでしょう。

いつからホワイトニングできるのか

妊娠中にホワイトニングがおすすめできないのは、胎児への影響を避けているのが理由です。
ということは、同様に影響が考えられる授乳中のホワイトニングもおすすめできないですし、
胎児が存在している可能性がある妊活中の時期でのホワイトニングも避けるべきでしょう。

つまり、ホワイトニングできるのは妊娠中の女性であれば出産して授乳を終えた時になります。
また、確実に妊娠していないことが断言できることが、ホワイトニングをする上での前提であり、
妊娠の可能性が否定できないのであればホワイトニングをするべきではありません。

妊娠中に歯を白くする方法

何かの事情で妊娠中でもどうしても歯を白くしたい場合、ホワイトニング以外の方法で対処可能です。

方法1. ホワイトコート

分かりやすくいえば歯のマニキュア、“塗る”という手段で歯を白くします。
ホワイトコートは妊娠中の女性でも対応できる歯科医院が多いのですが、
万全に考えるのであれば安定期以外の時期は避けるべきでしょう。

方法2. セラミック治療

仮に詰め物や被せ物などの人工物を白くしたいのであれば、
妊娠の有無関係なくそもそも人工物はホワイトニングできません。
この場合、人工物の素材をセラミックにするセラミック治療によって対応できます。

方法3. ホワイトニング歯磨き粉

歯そのものではなく、表面の汚れ・着色を落としたいのであれば、
市販のホワイトニング歯磨き粉でも充分対応できます。
例えば、コーヒーやワインによって歯の表面が着色している場合に効果的です。

妊娠以外でホワイトニングできないケース

「妊娠中はホワイトニングできない」の表現は、「妊娠していなければホワイトニングできる」とも解釈できます。
そこでお答えすると、“妊娠中の女性”というのはホワイトニングできないケースの一例であり、
次のケースに該当する人もホワイトニングできません。

虫歯・歯周病がある人

虫歯・歯周病がある人がホワイトニングすると知覚過敏が起こる可能性があります。
そのため、ホワイトニングするのはこれらの病気を治療してからになります。

18歳未満の人

ホワイトニングに明確な年齢制限はないですが、成長期の人だと薬剤が悪い影響をもたらす可能性があります。
18歳未満の人はホワイトニングを避けるべきですし、どうしても希望する場合は医師に相談してください。

人工物を白くしたい人

前述したように、ホワイトニングでは人工物を白くすることはできません。
銀歯・レジンなどを白くしたい場合、これらの素材をセラミックにする対応になります。

ホワイトニングの種類

妊娠中の女性でも、歯が健康であれば出産・授乳を終えてからホワイトニングできます。
その際には3つの選択肢があるため、今から考えておいても良いでしょう。

選択肢1. オフィスホワイトニング

歯科医院で医師によって行うホワイトニングであり、最も一般的な方法です。
効果が出るのが早いのが特徴ですが、一方で後戻りするのも早くなります。

選択肢2. ホームホワイトニング

自宅で行うホワイトニングであり、育児中の女性には便利な選択肢になるでしょう。
効果が出るのは遅いものの、後戻りもしづらく、オフィスホワイトニングと真逆の特徴があります。

選択肢3. デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法です。
費用は高くなりますが、ホワイトニングの中で最も効果が高く、白さにこだわりたい人におすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、ホワイトニングがおすすめできないケースについてまとめます。

1. 妊娠中にホワイトニングするのはおすすめできない :薬剤の胎児への影響がある可能性を否定できない
2. いつからホワイトニングできるのか :出産して授乳を終えてから
3. 妊娠中に歯を白くする方法 :ホワイトコート、セラミック治療、ホワイトニング歯磨き粉
4. 妊娠以外でホワイトニングできないケース :虫歯・歯周病がある人、18歳未満の人、人工物を白くしたい人
5. ホワイトニングの種類 :オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング

これら5つのことから、ホワイトニングがおすすめできないケースについて分かります。
ホワイトニングの薬剤がお腹の胎児に影響があるかないか、現在ではそれが明確に解明されておらず、
“影響がある可能性もあればない可能性もある”という漠然とした見解になっています。
しかし、影響がある可能性がゼロではない以上、妊娠中の女性にホワイトニングはおすすめできません。

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