インビザラインの適応年齢は?
錦糸町徒歩3分のホワイトデンタルクリニック錦糸町院です。
今回は「インビザラインの適応年齢」についてお話しします。
マウスピース矯正をドクターからすすめられたけど、自分が適応年齢なのか、何歳までできるのか気になっている人も多いでしょう。
また適応年齢が分かれば、お子さんにマウスピース矯正を試してみたいという人もいるかもしれません。
そんな人のために、マウスピース矯正の適応年齢などについて解説します。
インビザラインの適応年齢
インビザラインとは、色の付いていないマウスピース型の装置を使う矯正歯科治療のことです。インビザラインは、幅広い年齢の人に適応できる矯正システムです。実際に7歳前後の子供から60代以降の人まで幅広く治療されています。
それぞれの年代について、もう少し詳しくご紹介していきます。
子供はいつからできる?
インビザラインは、7~9歳前後から対応可能です。以前は永久歯が揃った段階でしか治療ができませんでしたが、技術の発展とともにインビザライン・ファーストというシステムが登場しました。
インビザライン・ファーストに対応している歯科医院の場合、乳歯と永久歯の両方が揃っていれば矯正をはじめられるケースが多いです。一般的には小学1年生から3年生ぐらいの年齢が該当します。
実際に歯が生え揃うタイミングは個人差が大きいため、治療する際はドクターに相談するとよいでしょう。また、従来のように永久歯が揃った12~14歳頃からインビザラインをはじめる人も多いです。
子供のときからはじめるメリット
早い年齢からインビザラインをはじめるメリットは、骨格の改善を期待できる点です。噛み合わせがよくなりやすいため、受け口や出っ歯といった悩みも解決できる可能性があります。
また指しゃぶりをする子供の場合も、インビザラインをきっかけに癖が改善できるかもしれません。指しゃぶりは歯の噛み合わせだけでなく、見た目や発音などにも悪影響を及ぼします。
指しゃぶりを防止することで、子供の今後の生活にもプラスに働くでしょう。
子供のときからはじめるデメリット
子供のときからインビザラインを行うと、矯正治療の期間が長引く恐れがあります。子供の矯正は一般的に6〜12歳頃までのⅠ期と、12〜14歳以降のⅡ期に分けて考えられます。
歯の状態によってはⅠ期だけでは終わらず、Ⅱ期も対応が必要といわれるかもしれません。
子供にとっては、長期の治療が心身共に負担になる可能性もあります。
大人は何歳までできる?
マウスピース矯正には年齢制限がないため、お口が健康であれば何歳でもスタートできます。ただし「歯槽骨」と呼ばれる歯を支える骨が弱くなっていると、ドクターから矯正は難しいといわれるかもしれません。
歯の矯正は、歯槽骨と歯の間にあるクッションのような組織「歯根膜」の性質を利用して行います。歯を動かそうとすると歯根膜が収縮し、元に戻ろうとして歯槽骨に新たな骨が作られたり、溶かされたりします。
歯槽骨が変化すると歯も次第に動いていき、理想の歯並びに近づけるのです。そのため、歯槽骨の状態によってマウスピース矯正に適応しているか左右されます。
歯槽骨は歯周病が進行すると、もろくなる可能性が高くなります。矯正治療を希望していても、お口の状態によっては、まずは歯周病検査や歯周病治療からスタートするケースもあります。
いずれは矯正をしたいと考えている人は、お口の健康を守るためにも丁寧なブラッシングや定期健診を心掛けてください。
大人になって行うメリット
大人になってからであれば、自分の意思で矯正ができます。気になる部分をドクターに相談したり、自分の要望を伝えられますね。
また理想の歯並びになると、虫歯や歯周病になりにくくなります。健康的な歯は、長く健康的な食生活を維持してくれるでしょう。
さらに見た目にも自信がつき、前向きな気持ちで毎日を生き生きと過ごせる人も増えるでしょう。
年齢を原因にインビザラインを諦めていたという人は、まずはドクターに相談してみてください。
大人になって行うデメリット
大人になってインビザラインを行う場合、1日約20時間の装着時間を守るのが難しいかもしれません。夕食で外食にいく機会が多いと、こまめな歯磨きをする時間を確保できない可能性もあります。
自分のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるかよく検討する必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はマウスピース矯正「インビザライン」の適応年齢について解説しました。
インビザラインには、年齢制限がありません。そのため子供から大人まで対応できる可能性があります。
少しでも興味がある人は何歳からでも遅くありません。
どんな歯並びにしたいかなど、ぜひドクターに相談して、美しい歯並びを手に入れる一歩を踏み出してみてください。