歯ぎしり

歯ぎしり・食いしばりに悩んでいる方へ

歯ぎしり・食いしばりとは?

歯ぎしり・食いしばりとは?|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
「歯ぎしり」や「食いしばり」は、上下の歯を強くこすり合わせたり、強い力で噛みしめたりする習慣のことを指します。
この癖は無意識のうちに行われることが多く、特に睡眠中に自覚がないまま続けてしまうケースがよく見られます。寝ている間に「ギリギリ」と音を立てながら歯をこすり合わせるため、同じ部屋で寝ている家族から指摘されて初めて気づく方も少なくありません。
歯ぎしりや食いしばりは、「ブラキシズム」と総称され、大きく3つのタイプに分類されます。それぞれ、グラインディング・クレンチング・タッピングと呼ばれるものです。
通常、顎がリラックスしている状態では、上下の歯がわずかに離れており、接触していないのが自然です。この隙間は「安静空隙(あんせいくうへき)」と呼ばれ、個人差はありますが、およそ2ミリ程度のスペースがあります。
しかし、ブラキシズムがある方は、口周囲の筋肉が常に緊張状態にあるため、このスペースがほとんどなくなってしまうことがあります。また、歯ぎしりや食いしばりを続けることで、歯や顎だけでなく、頭痛や肩こり、腕のしびれなど、全身の不調を引き起こすこともあります。

歯ぎしり・食いしばりの原因と放置するリスクについて

歯ぎしり・食いしばりの原因と放置するリスクについて|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
歯ぎしりや食いしばりを放置すると、次のような5つの悪影響が生じる可能性があります。

歯の摩耗(咬耗)が進行する

歯ぎしりや食いしばりを続けることで、歯の表面が徐々に削れていきます。
エナメル質は人体の中で最も硬い組織ですが、それ同士が長時間強くこすり合わされることで、少しずつ摩耗していきます。このように歯がすり減ることを「咬耗(こうもう)」と呼び、歯ぎしりや食いしばりが習慣化している人では顕著に見られます。
歯科医師は、患者さまの**歯の咬合面(噛み合わせの面)**をチェックすることで、歯ぎしりや食いしばりの有無を判断することができます。

知覚過敏の発症リスクが高まる

歯ぎしりによってエナメル質がすり減ると、内部の象牙質が露出し、神経までの距離が短くなるため、知覚過敏が起こりやすくなります。
冷たいものや熱いものがしみる「象牙質知覚過敏症」は、軽度であれば自然に治ることもありますが、症状が進行すると日常生活にも支障をきたし、治療が必要になるケースが多くなります。

歯周病の悪化を招く

歯周病は、細菌感染によって引き起こされる歯周組織の病気ですが、歯ぎしりや食いしばりが加わることで、その進行を加速させる要因となります。
すでに歯周病が進行している場合、歯ぎしりによって弱った歯や歯茎に余計な負担がかかり、歯の揺れが大きくなることで症状が悪化します。
また、歯ぎしりが原因で「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」と呼ばれる病態が生じ、歯周組織にダメージを与えることもあります。

顎関節症の発症につながる

下顎は、顎関節を介して上顎とつながっています。歯ぎしりによって下顎を前後左右に強く動かすと、顎関節に大きな負担がかかり、炎症や腫れ、痛みなどを引き起こすことがあります。
その結果、口の開閉がスムーズにできなくなったり、偏頭痛が発生したりするのが「顎関節症」です。症状が進行すると、口を開ける際に「カクカク」と音が鳴る、痛みで口が開けづらいといった問題が生じることがあります。

歯並び・噛み合わせが悪化する

歯ぎしりや食いしばりが続くことで、歯に過剰な咬合圧(噛む力)がかかり続けるため、歯並びや噛み合わせが少しずつ変化していきます。
これにより、すきっ歯になったり、見た目が悪くなるだけでなく、食事の際にしっかりと咀嚼(そしゃく)ができなくなったり、歯磨きがしにくくなって清掃性が低下するなど、さまざまな問題が生じます。
こうした変化は、歯の寿命にも影響を与えるため、歯ぎしり・食いしばりの兆候がある場合は、早めに適切な治療を受けることが重要です。

当院の歯ぎしり・食いしばりの主な治療方法

マウスピース(ナイトガード)治療

マウスピース(ナイトガード)治療|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
マウスピースは「ナイトガード」とも呼ばれ、就寝中に装着することで歯を保護する装置です。 睡眠時に歯に装着することで噛み合わせの高さが調整され、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減します。これにより、歯や顎関節を守り、歯の摩耗や顎関節症のリスクを抑えることができます。
歯ぎしりや食いしばりの治療として、最も一般的で広く用いられている方法のひとつです。

ボトックス治療(ボツリヌストキシン注射)

ボトックス治療(ボツリヌストキシン注射)|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
ボトックス(ボツリヌス)は、ボツリヌストキシンというタンパク質から毒素を取り除いて抽出された成分です。 美容分野ではシワ取り治療として知られていますが、歯科領域では筋肉の過度な緊張を緩和する作用を利用して、歯ぎしりや食いしばりの治療に用いられます。
ボトックス治療を行うことで、咬筋(噛む筋肉)の過剰な働きを抑制し、食いしばりの力を弱めることができます。その結果、歯や顎への負担を軽減し、歯ぎしりが原因で起こる症状を緩和する効果が期待できます。

歯列矯正・かみ合わせ治療

歯列矯正・かみ合わせ治療|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
歯ぎしりや食いしばりの原因が歯並びの乱れにある場合、歯列矯正によって根本的な改善が可能です。
矯正治療を行うことで噛み合わせのバランスが整い、特定の歯や顎に過度な負担がかかるのを防ぐことができます。その結果、歯ぎしりや食いしばりの頻度が減少し、顎関節へのダメージも軽減される可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりによって歯が割れたり、欠けたりする前に、早めに歯科医院へ相談することが重要です。その際、歯ぎしりや食いしばりの癖があることを歯科医師に伝えることで、適切な治療法を提案してもらえます。

ボトックス治療のメリット・デメリット

メリット

  • 歯ぎしりや食いしばりの力が弱まり、歯や顎への負担を軽減できる
  • 顎関節への負担が減り、顎関節症のリスクを低減できる
  • 咬筋(噛む筋肉)の過緊張が緩和され、頭痛や肩こりが軽減する可能性がある
  • 強い咬合圧による歯の破折(歯が割れる、ヒビが入る)を防ぐ
  • セラミックの被せ物やインプラントの上部構造を保護できる
  • 歯の摩耗や欠けを防ぎ、知覚過敏のリスクを軽減できる
  • 舌や頬に歯の跡(圧痕)がつくのを防ぐことができる
  • 歯ぎしり・食いしばりによって歯周病が悪化するのを防げる
  • 咬筋の過剰な発達によるエラの張りが和らぎ、フェイスラインがスッキリする
  • 歯ぎしりが原因で発生する睡眠障害の軽減が期待できる
  • 一度の注射で効果が一定期間持続するため、継続的な治療が可能
  • ストレスが軽減し、無意識の食いしばりが抑えられる可能性がある
  • 歯のすり減りを予防し、歯の寿命を延ばすことにつながる

デメリット

  • 一時的に咬む力が弱くなるため、食事時に違和感を感じることがある
  • 筋肉へ直接注射を行うため、痛みや内出血を伴うことがある
  • 施術後、食べ物を噛んだ際に違和感を感じることがある
  • 妊娠中や授乳中の方には施術できない
  • 一度の注射で永久的な効果は得られず、数ヶ月ごとに継続的な施術が必要
  • 施術後に内出血を起こす可能性がある
  • ボトックスの影響で咬筋が萎縮すると、肌のたるみが生じることがある

ボトックス治療は、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減し、顎の健康を守る効果が期待できる一方で、施術に伴うデメリットや制限も存在します。治療を検討する際は、事前に歯科医師と十分に相談し、自分に適した方法かを判断することが大切です。

ボトックス治療の流れと所要時間

施術の流れと治療時間

かみ合わせやお口の中の状態をチェック|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京

1 かみ合わせやお口の中の状態をチェック

まず、患者さまの症状を丁寧に診察し、かみ合わせやお口の状態を詳しく確認します。歯ぎしりや食いしばりの程度、顎の筋肉の発達具合、咬合圧の強さなどを診断し、ボトックス治療が適応かどうかを判断します。
施術部位のメイクを落とします|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京

2 施術部位のメイクを落とします

女性の患者さまの場合、施術部位のみメイクを落としていただきます。感染リスクを防ぎ、施術がスムーズに行えるようにするための準備です。
表面麻酔を塗布し、ボトックス注射を行います|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京

3 表面麻酔を塗布し、ボトックス注射を行います

施術の痛みを最小限に抑えるために、表面麻酔を塗布します。その後、咬筋の適切な位置にボトックスを注射します。施術時間は約10分程度で完了し、短時間で負担の少ない治療です。
注射後3~7日程度で効果が現れ、約4~6か月間持続|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京

4 注射後3~7日程度で効果が現れ、約4~6か月間持続

ボトックス注射の効果は、施術後3~7日程度で現れ始め、筋肉の緊張が徐々に和らぎます。効果は約4~6か月間持続し、その後、徐々に元の状態に戻るため、継続的な治療を希望される場合は定期的な施術が推奨されます。

効果の持続期間と注意点

効果の持続期間と注意点|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
医療目的でボトックスが使用される場合、効果の持続期間は一般的に数か月から半年程度とされています。歯ぎしりや顎関節症の症状を緩和する目的でボトックス治療を行った場合でも、時間の経過とともに薬剤の効果が薄れていき、再び症状が現れることがあります。
重要なのは、ボトックス治療は永久的な解決策ではなく、一定期間ごとに施術を継続する必要があるという点です。効果の持続期間には個人差があり、患者さまの生活習慣、体質、筋肉の発達具合、注射の部位などによって異なるため、一律ではありません。
そのため、適切なタイミングで施術を継続することが、歯ぎしり・食いしばりの症状を安定的に管理するうえで重要になります。ボトックス治療を検討されている方は、定期的な経過観察を行い、症状に応じた最適な治療間隔を歯科医と相談することが推奨されます。

ボトックス治療の料金と保険適用について

保険適用は可能?医療費控除の対象になる?

保険適用は可能?医療費控除の対象になる?|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
歯科医院で行うボトックス治療は、原則として保険適用外となります。そのため、治療費用は全額自己負担となり、施術を受ける際には自費診療としての費用が発生します。
ただし、歯ぎしりや食いしばりの治療目的で行われるボトックス注射は、医療費控除の対象となる可能性があります。確定申告の際に医療費控除を申請することで、一部の費用が還付される場合があるため、治療費の領収書は大切に保管しておくことをおすすめします。
なお、医療費控除の適用条件や申請方法は、個々の状況によって異なるため、詳細については税務署や専門家に相談すると安心です。

歯科医院と美容外科でのボトックス治療の違い

歯科医院と美容外科でのボトックス治療の違い|東京都錦糸町で歯ぎしり、食いしばり治療ならホワイトデンタルクリニック錦糸町 東京
ボトックス治療と聞くと、多くの方が美容外科での施術を思い浮かべるかもしれません。美容外科では、シワやたるみの改善、エラの張りを抑えるといった美容目的の施術が中心となります。
一方で、歯科医院で行うボトックス治療は、歯ぎしり・食いしばりの改善や、噛み合わせの調整といった機能面を重視した治療が特徴です。咬み合わせや歯の健康に精通した歯科医師が施術を行うことで、単に口元の見た目を整えるだけでなく、歯や顎関節にかかる負担を軽減し、より健康的で快適な口腔環境を実現することが可能です。
そのため、ボトックスを用いた治療を検討する際には、口元の美しさだけでなく、咬み合わせや機能面までしっかりと考慮したい方には、歯科医院での施術がおすすめです。

ボトックス治療の費用について

ボトックス治療(3点法)※初回と女性の方39,600円(税込)
ボトックス治療(5点法)60,500円(税込み)

※自由診療となります。

ボトックス注射(3点法)は、両側の咬筋へそれぞれ3点注射1回の料金となります。

ボトックス注射(5点法)は、両側の咬筋へそれぞれ5点注射1回の料金となります。3点法より高い効果が期待できます。

ボトックス治療に関するよくある質問

CONTACT ご予約・お問い合わせ

錦糸町の歯医者・歯科|pagetop

錦糸町の歯医者・歯科|ご予約・お問い合わせご予約・
お問い合わせ

ご予約・お問い合わせ

  • 錦糸町の歯医者・歯科|ご予約・お問い合わせ 0120-625-619
  • 錦糸町の歯医者・歯科|ホワイトデンタルクリニック錦糸町の24時間受け付けております WEB予約はこちら
  • 錦糸町の歯医者・歯科|ホワイトデンタルクリニック錦糸町 メールでのお問い合わせはこちらから お問い合わせフォーム
  • 錦糸町の歯医者・歯科|ホワイトデンタルクリニック錦糸町 メールでのお問い合わせはこちらから お問い合わせフォーム
錦糸町の歯医者・歯科|instagram