予防歯科とは?
つまり、「むし歯や歯周病になったら治療を受ける」という考えの人が多いのです。
しかし、最近では「むし歯や歯周病を予防するために治療を受ける」という考えの人が徐々に増えてきました。
そして、そういった場合の治療を行っているのが予防治療です。
予防治療とはむし歯や歯周病を治すためではなく、予防することを目的とした治療を行う診療科なのです。
予防治療をはじめよう
当院では、皆様にいつまでも食事を楽しめる豊な生活を送っていただくため、悪くなった歯を治療するだけでなく、歯が悪くならないように予防することにも力を入れています。
実際、当院では治療を終えられた患者様の多くが定期健診を受けられています。
定期的にお口の中の健康状態を確認することで、悪くなった箇所があればすぐ気付けます。
仮にむし歯や歯周病になったとしても、こうして早期発見することで早期治療ができるようになり、重症化して歯を失うケースを防ぐことができるのです。
歯のクリーニング
むし歯や歯周病にならないよう、超音波スケーラーという機械で、超音波と水の力を利用して歯垢や歯石を取り除いていきます。
スケーリング後は患者様ご自身でも実感できるほど歯がツルツルになります。
保険診療内で治療可能です。
また患者様によって異なりますが、一般的には3ヶ月~6ヶ月ごとを目安に行っていただくことをおすすめします。
クリーニングだけでもぜひお気軽にご来院ください。
PMTC
バイオフィルムと呼ばれる細菌の膜を剥がして歯の汚れを完全に除去し、最終的にはフッ素塗布を行ってお口の中を細菌が繁殖しにくい環境に仕上げます。
これら以外にも、歯のクリーニングやむし歯と歯周病の予防方法には様々な種類があります。
患者様それぞれに合った適切な歯のクリーニングや予防方法をご案内できますので、私たちにお気軽にご相談ください。
※自費診療になります。
デメリット・通院期間・費用
口を開けている時間が長く、詰め物の変色等、とれない汚れもある
通院期間:1日
通院回数:1回
費⽤:9,350円 +15分毎3,300円
オプションフッ素1,100円
※価格は税込みです。
歯の黄ばみやヤニが気になる方へ
これらは歯の表面の汚れに該当するため、スケーリングやクリーニングによって大体は落とせます。
しかし、もっと白く美しくしたいのであれば、エアフローを用いたクリーニングをおすすめします。
エアフローとは水と超微細なパウダーを吹き付け、歯の表面の着色汚れを綺麗に落とす方法です。
クリーニングを行ったついでにエアフローを行ってもいいですし、ホワイトニング前にどこまで白くなるのか試したいという方も、ぜひご相談ください。
予防治療を受けるメリット
予防治療を受けるメリットは、むし歯や歯周病を予防できるだけではありません。
他にもメリットはありますし、むし歯や歯周病を予防できるからこそ得られるメリットもあるのです。
具体的には、予防治療を受けることでむし歯や歯周病の予防以外に以下のようなメリットがあります。
身体の健康につながる
むし歯や歯周病を予防することは、お口の中だけではなく身体全体の健康にもつながります。
と言うのも、むし歯や歯周病の原因菌は全身に悪影響を及ぼし、様々な病気を起こすきっかけになるからです。
このため、予防治療を受けることは身体の健康を守ることにもなるのです。
歯や歯肉の美しさを維持できる
むし歯や歯周病が進行すれば、それだけ見た目の悪さも引き起こします。
詰め物や被せ物は色合いによっては不自然になりますし、歯周病が進行すれば歯肉が下がってしまいます。
予防治療を受けてむし歯や歯周病を予防すれば、こうした見た目の悪さに悩まされることもないのです。
むし歯や歯周病を早期発見できる
予防治療を定期的に受けることでむし歯や歯周病を予防できるのはもちろん、仮にむし歯や歯周病になった時に早期発見できるのも大きなメリットです。
早期発見できれば早期治療できますし、初期段階で治療すれば簡単に短期間で治ります。
予防を怠るとどうなるか
むし歯や歯周病の予防を怠ると、その代償は全て自分自身にふりかかってきます。
また、例え毎日歯磨きをしている人でも歯磨きだけでは予防として不充分なので、予防を怠ったに等しい症状が起こってしまう可能性もあり、その意味でも予防治療は大切です。
治療が辛くなる
むし歯も歯周病も治療内容は一定ではなく、進行状況に応じて異なります。
このため、予防を怠ってむし歯や歯周病が進行すれば、それだけ治療も辛いものになるのです。
特に、重症化してしまうと抜歯せざるを得ない可能性もあります。
体調不良を招く
むし歯や歯周病の細菌が血液中に入ることで、血管を通じて全身の病気を引き起こす可能性があります。
また、予防を怠って歯を失った場合は噛み合わせも悪くなり、それによって噛む筋肉が影響を受けて頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。
時間とお金が掛かる
予防を怠ればむし歯や歯周病になってしまい、予防を怠っている分進行も早いでしょう。
そうなると簡単な治療では治せないため、長期間の通院が必要になるのです。
当然時間が掛かることになりますし、長く通院するほど治療費も高くなってしまいます。
予防治療を受けていない場合、歯が悪くなったことに気付くのは自覚症状が起こるからです。
歯が痛い、歯肉が下がってきた、こうした自覚症状で異常に気付き、治療を受けることになります。
しかし、むし歯も歯周病も実は完全な初期段階では目立った自覚症状はないのです。
つまり、自覚症状が起こった時点ではむし歯や歯周病が既に進行しているのです。
そうなってしまえば早期治療は不可能なため、簡単に治すことはできません。
こうした事態を防ぐためにも、当院で定期的に予防治療を受けましょう。