インプラントの治療を受けられないと診断されるケースもあるのですか?

錦糸町徒歩3分のホワイトデンタルクリニックです。
今回は「インプラントできない可能性があるケース」についてお話しします。
インプラントとは、人工の歯の根を埋め込んで天然の歯に近い人工の歯を再現する治療です。

そのため、入れ歯やブリッジに比べて魅力的に思う人も多いのですが、
一方でこれらの治療のように手軽にできないのが欠点でもあります。
たとえば、患者さんの健康状態によってはインプラントできないと診断されるケースもあるのです。

なぜ治療を希望しても受けられないケースがあるのか

インプラントでは治療の過程で手術を必要とするため、患者さんにとってリスクの発生する治療です。
当然、治療において最優先されるのは患者さんの安全性ですから、
健康状態によってはいくら希望しても治療を受けられないケースがあります。

そもそも、インプラントは病気を治すための治療ではなく、失った歯への対処となる治療です。
確かに、歯を失った時には対処が必要ですが、その場合の選択肢はインプラントだけではありません。
そのため、患者さんの健康状態によっては他の治療方法で対応することになります。
 

成長期の人・高齢の人

インプラントでは、治療を受けるにあたって明確な年齢制限は設定されていません。
しかし、成長期の若い人や高齢の人は治療を受けられないケースがあり、それぞれ次のことが理由になっています。

 

成長期の人の場合

顎の骨が成長期だと、インプラントの治療前と治療後で顎の状態が変化している可能性があります。
治療の過程で顎の骨が成長すれば、インプラントに不具合が生じてしまうリスクが考えられ、
成長の程度については医師も想定できないため、成長期の人はインプラントできないことがあります。

 

高齢の人の場合

高齢の人は体力的な理由でインプラントできないと判断されることがあります。
手術における体力はもちろん、インプラントは長い期間通院を必要とするため、
そこまで通院する体力がないと判断された場合、インプラントの治療を受けることはできません。

 

歯周病が重症化している人

歯周病はインプラントにとっての天敵といっても過言ではなく、
なぜなら歯周病によって溶かされる顎の骨は、インプラント体(人工の歯の根)を埋め込む骨と同じだからです。
顎の骨が一定以上溶かされている状態では、インプラント体を埋め込むことができません。

この場合、手術しようにもできないため、インプラントすることができないと診断されます。
ただし、骨移植や骨の再生療法を行えばインプラントができるようになる可能性もありますが、
これらの治療において確実な成功の保証はなく、またインプラントとは別に治療費も発生します。

 

全身疾患のある人

全身疾患のある人は、そうでない人に比べて手術のリスクが高いため、インプラントできないケースがあります。
たとえば、肝疾患を患っている人は出血が止まりづらい問題が考えられますし、
腎疾患を患っている人は骨の状態から判断してインプラントを埋め込みづらい問題が考えられます。

もっとも、全身疾患のある人でもインプラントの手術が成功する可能性はありますが、
インプラントは安全性を無視してまで行う治療ではありません。
安全性を考慮すれば、この場合はリスクを回避して入れ歯・ブリッジで対応した方が良いでしょう。

 

喫煙している人

タバコを吸っている人は本数関係なく、インプラントできないと判断されるケースがあります。
上記でも解説しましたが、インプラントにとって歯周病は天敵であり、
治療後の歯周病の発症は絶対に予防しなければなりません。

しかし、タバコを吸っている人はそうではない人に比べて歯周病が発症しやすく、
さらには重症化しやすい傾向もあるため、インプラントはリスクが高いのです。
インプラントしている状態で歯周病になった場合、インプラントが脱落する危険性があります。
 

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントできない可能性があるケースについてまとめます。

1. なぜ治療を希望しても受けられないケースがあるのか :治療においては安全性が最優先されるため
2. 成長期の人・高齢の人 :顎の骨の成長、体力的な問題などが理由
3. 歯周病が重症化している人 :顎の骨が溶かされていることで、インプラント体を埋め込めない可能性がある
4. 全身疾患のある人 :手術時の出血が止まりづらい、インプラント体を埋め込みにくいなどが理由
5. 喫煙している人 :インプラントによって天敵である歯周病発症のリスクが高いのが理由

これら5つのことから、インプラントできない可能性があるケースについて分かります。
成功率が低くても手術を行うのは、その手術を行わなければ病気を治せないのが理由です。
しかし、インプラントではそこまでして手術を行う必要性はなく、なぜなら入れ歯などの対処方法もあるからです。

あくまで医師の判断になりますが、インプラントをする上でリスクが高いと判断された場合、
患者さんがいくら希望してもインプラントを受けられないケースがあります。