セラミックは審美治療に含まれると聞きましたが、どういう意味ですか?

錦糸町徒歩3分のホワイトデンタルクリニックです。
今回は「セラミック治療の位置付け」についてお話しします。
セラミック治療とは、詰め物や被せ物をセラミックにするための治療です。

詰め物や被せ物は歯の健康において必要な処置ですが、
セラミックの場合は健康保険が適用されず、それは審美目的の治療に含まれるからです。
今回、その点について分かりやすく解説していきます。

健康保険適用の基準

病院で行う治療には健康保険が適用されますが、全ての治療において適用されるわけではなく、
例歯科医院で行う治療の中にも健康保険が適用される治療とそうでない治療があります。
では、それはどうやって決められているのか?…これは健康保険適用の基準に沿って決められています。

「健康に必要な最低限の治療」

…簡単に言えば、これが健康保険適用の基準であり、つまりこの基準を満たした治療は健康保険が適用され、
一方で基準を満たしていない治療には健康保険が適用されないのです。
では、この基準からいくつかの歯科治療の健康保険適用の有無を考えてみましょう。

健康保険が適用される治療・適用されない治療

歯科治療において、健康保険が適用される治療と適用されない治療を次にまとめてみます。

<健康保険が適用される治療>

虫歯治療

歯周病治療

入れ歯治療

<健康保険が適用されない治療>

ホワイトニング治療

入れ歯治療

矯正治療

…では、健康保険が適用されない治療に注目してください。
まずホワイトニングですが、これは歯を白くすることが目的の完全な審美治療であり、
例えるなら美容整形と同じ類ですね。明らかに健康目的ではないため、健康保険は適用されません。

次にインプラント治療…ここで疑問なのは、入れ歯治療が健康保険適用の対象の治療になっていることです。
インプラントも入れ歯も歯を失った時に行う治療であり、歯は健康において必要ですね。
ですから、「健康に必要」という点ではインプラントも健康保険が適用されるはずでしょう。

しかし、健康保険適用の基準は「健康に必要な最低限の治療」であり、
「最低限」というところがポイントになっています。インプラントは確かに健康に必要な治療ですが、
様々なメリットがある点から必要最低限以上の価値があり、そのため健康保険が適用されないのです。

次に矯正治療ですが、矯正することで噛み合わせが改善されます。
これは確かに健康においてプラス効果をもたらすものの、絶対に必要というわけではありません。
その意味で病気を治す治療とは意味合いが異なり、そのため健康保険が適用されないのです。

セラミック治療と健康保険

詰め物や被せ物は虫歯治療などの処置で必要になり、健康目的の治療であることは間違いありません。
しかし、必要最低限の治療というわけではなく、なぜならセラミックには様々な付加価値があるからです。
その代表とも言える価値が「審美性の高さ」であり、審美性は健康とは一切関係ないものですね。

例えば銀歯は見た目にこだわっておらず、材質的にも必要最低限のものでしかありません。
だからこそ健康保険が適用されますが、一方でセラミックは見た目にも材質にもこだわっています。
見た目にこだわっている以上、セラミックは審美治療に含まれてしまい、そのため健康保険が適用されません。

ただし、健康保険改定によって現在では一部のセラミックのみ健康保険が適用されるようになりましたが、
その基準は厳しく、対象となる歯、セラミックのタイプ、対応できる歯科医院などが限られています。
ですから現状、基本的にセラミック治療には健康保険が適用されないと考えた方が良いでしょう。

セラミック治療の費用を安くする方法

健康保険が適用されないことで費用の高さが欠点となるセラミック治療ですが、
方法次第で費用を安くできるため、次の方法をぜひ覚えておきましょう。

医療費控除を利用する

年間10万円以上の医療費がかかった場合は医療費控除の対象になりますが、
セラミック治療もそれに含まれ、つまりセラミック治療では医療費控除を利用できます。
ただし、その費用を証明するためのレシートや領収書の類が必要です。

複数の歯科医院で費用を比較する

健康保険が適用されない自由診療の費用は、歯科医院ごとで自由に設定できるようになっています。
このため、セラミック治療の費用は歯科医院によって異なりますから、
複数の歯科医院で費用を比較して、少しでも安く治療を行っている歯科医院を選ぶ方法もあります。

セラミックの種類にこだわる

セラミックには複数の種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。
費用の安さだけを考えるなら、ハイブリッドセラミックにすると良いでしょう。
ただし、取り扱っているセラミックの種類は歯科医院によって異なります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミック治療の位置付けについてまとめます。

1. 健康保険適用の基準 :健康において必要で、なおかつ最低限の治療
2. 健康保険が適用される治療・適用されない治療 :ホワイトニングなどは健康保険が適用されない
3. セラミック治療と健康保険 :セラミック治療は基本的に健康保険が適用されない
4. セラミック治療の費用を安くする方法 :医療費控除を利用する、複数の歯科医院で費用を比較するなど

これら4つのことから、セラミック治療の位置付けについて分かります。
まとめると、セラミックには審美性が高い特徴があり、それがセラミックのメリットでもありますね。
このため、健康目的の治療であると同時に、審美目的も兼ねた治療になります。
そして、審美目的と兼ねている時点で健康保険適用の基準から外れてしまい、
そのためセラミック治療には健康保険が適用されないのです。